アバルト TEZZO 124 RT1(ラジアル・タイヤ・ナンバー1)プロジェクト:その3

チャレンジプロジェクト
2017.11.10

 モータージャーナリストとして多方面で活躍されている齋藤慎輔氏に、本庄サーキットにて、アバルト TEZZO 124スパイダー(RT1=ラジアル・タイヤ・ナンバー1コンセプトで、アバルト TEZZO 124 LXYをベースに各部をモディファイ中)を評価(試乗)してもらいましたので、インプレッション記事を掲載したいと思います。

「そこまで高い速度域では試せていませんが、足の動きはとても良いですね。マツダ・ロードスターやアバルト124スパイダーのノーマル車でもそこまで大きくロールはしないのですが、さらにロール感がなくなり、非常に乗りやすいです。またアバルト124スパイダーのノーマル車に乗った際に感じた、足まわりのツッパリ感がなくなり、それと同時にフロントの動きがしっかり抑えられているな、といった印象です。ステアリングを切ったときの初期の応答性も良くなっているので、よりスポーツカーらしいフィーリングになっていると思います。もっと高い速度域で、ダンパーがバンプ・ラバーに当たるぐらいの速度域でも試してみたいですね。また、これはマフラーの排気音はサウンドとボリュームがちょうどよかったです。純正オプションで装着することができるレコードモンツァ・エキゾーストの排気音は個人的にダメなんですよね……。始動時の演出や、2000~3000回転でそこまで抜けはよくないのに音量がとても大きくなってしまうのですよ。それに対して、アバルト TEZZO 124スパイダーのマフラーは常用域で無駄に排気音を大きくしていないけれども、アクセルを踏んで負荷がかかった時にちゃんと排気音のボリュームが上がってくるので気に入りました」。

シンスケさん、ありがとうございました。

文:高桑秀典