ハンドリングと乗り心地のよさを高い次元で両立した124スパイダー用車高調装着のススメ!

TEZZO CARSサービスファクトリーニュース製品・開発物語
2024.05.10

フロント純正車高マイナス10~50mmダウンの車高調整を可能としているTEZZO全長調整式車高調キット ver.2 for アバルト124スパイダーは、装着することで純正よりもさらに上級な足になり、スポーティなハンドリングと乗り心地のよさを高い次元で両立しています。

アバルト124スパイダーの車高調を開発するにあたり、TEZZOが目指したのはアバルトの血統らしい刺激あるスポーツ性と、イタリアン・オープンカーとしてのラグジュアリーな乗り心地の融合でした。そして、車高を下げられるので、見た目もヤル気溢れるスポーツカーへと生まれ変わります。

スポーツ性に関しては、車高を下げることで旋回限界性能の向上させるつつ、単にバネレートを上げるのではなく、前後の配分を見直すことで運動性を向上させています。姉妹車であるNDロードスターに比べ、純正のアバルト124スパイダーはロールを抑制したスポーティな足が与えられており、TEZZO全長調整式車高調キット ver.2 for アバルト124スパイダーは、その特性を尊重しながらもFRスポーツカーとして不足しがちなリアのトラクションを向上させ、運転しやすい安定した走りを実現しました。

乗り心地に関しては、ロールを抑えて姿勢安定性を向上させていますが、路面からの衝撃をやわらかくすることでTEZZOが「スポーツ&ラグジュアリー仕様、LXYにおけるトロピシ」と呼んでいる足になっています。これは特に同乗者がラクだと感じるセッティングです。

ちなみに純正ダンパーはビルシュタインを採用し、カーブでロールするやわらかさがあるものの、高圧ガスタイプで反発力が強いセッティングになっています。TEZZOでは、純正にありがちな、そのゴツゴツさを取り除き、アバルト124スパイダーの乗り心地が純正よりもしっとりと感じられるように純正比で低圧ガス方式としました。その一方で減衰力を純正よりもアップすることで、アバルト124スパイダーの乗り心地と運動性能の両立を目指したわけです。

さらには、初期のフリクションを減らしつつもピッチングを抑えるためにバルブ・プリロードを調整しました。車高調のキモはセッティングにあります。レバー比などを計算した上で、減衰力を抜くところ、出すところをピストンスピードに応じて変化させていきます。その連続性や、つながりが大事であり、それこそが車高調の良し悪しを決める部分となります。

それによって、コーナーを攻めたときのしっかり感はあるものの、ゆっくり走ったときのしっとりした乗り心地も向上させることに成功しました。ここがノーマル車のセッティングと大きく違う点です。また伸び側の減衰力を強めることで、路面からの不快なゴツゴツ感を生じさせないでロール剛性を高め、高速姿勢安定性やコーナリングの安定感を向上させることにも成功しています。

TEZZO全長調整式車高調キット ver.2 for アバルト124スパイダー

販売価格:352,000円(税込)

文:高桑秀典