アルファ159をTEZZOの製品でいまこそリフレッシュ!

TEZZO CARS製品・開発物語
2020.05.27

アルファロメオが日本において新型セダンとなる「アルファ159」を発売したのは2006年2月のことです。GMと資本提携を結んでいるときに開発されたプラットフォームにジョルジェット・ジウジアーロ/アルファロメオ・スタイリングセンターの手による精悍かつ美しいボディを組み合わせ、随所にアルファ的な演出を施した新世代のサルーンという成り立ちでした。

全体のプロポーションを簡単に総括すると、キャビンの部分がグッと絞り込まれ、タイヤがその外側に張り出したフォルムは、まるで獲物を狙う肉食動物のような洗練されたスタイルになっています。長きにわたってアルファロメオのデザインを手がけてきたジウジアーロは、アルファのなんたるかを熟知し、その本質を余すところなく理解していたわけです。

基本コンポーネンツを共有するクーペ版のブレラも同時期にラインナップされました。エンジンブロックもGMとの提携時に開発されたもので、2.2リッター版はオペル・ベクトラなどに積まれていたエンジンをベースとし、アルファロメオが設計したヘッドを組み合わせた痛快なパワーユニットでした。そして、メカニカルチューニングにこだわったサスペンションは、懐の深さを特徴としています。

アルファ159のボディは、前身にあたるアルファ156と比較するとかなり大きくなりました。大幅に拡大されたボディサイズは、全長×全幅×全高=4690×1830×1430mm、ホイールベース=2705mmで、アルファ156比で、それぞれ+255、+65、-15、+110という寸法です。サイズアップのおかげで、室内は横方向とリアシートまわりに余裕ができ、同クラスのセダンに負けない広々とした空間を手に入れました。

なお、アルファ159は2005年に発表され、2011年まで生産されました。2006年2月に、まず日本に導入されたのは、直噴2.2リッター直4のJTSエンジン(185ps、23.4kgm)と6段MTを組み合わせたFFモデルの2.2 JTS(左ハンドル)で、これに続き、2006年の春に2.2 JTSの右ハンドル仕様、新しい直噴3.2リッターV6 JTS(260ps、32.8kgm)と6段MT、フルタイム4WDシステムのQ4を載せた3.2 JTS V6 24V Q4(左ハンドル)が追加設定されました。

2.2リッターモデルには、2006年12月からオートマチックモードの付いた2ペダル式MTのセレスピード仕様が設定され、3.2 JTS V6 24V Q4には2007年3月に6速AT仕様が追加されました。また、ステーションワゴン・タイプのアルファ159スポーツワゴンが2007年4月から発売されましたが、こちらはすべて右ハンドル仕様で、コンベンショナルなMTの設定はありませんでした。セダン・タイプのMT仕様は、2007年登場の2.2 JTS ディスティンクティブまではチョイスすることができました。

さて、クルマの説明(前置き)が長くなりましたが、ヤングタイマー(初度登録から15~30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで’80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます)の仲間入りを果たしたアルファ159のユーズドカーは総じて流通価格が安いので、リーズナブルな車両を買って、TEZZOの製品群(TEZZO 全長調整式車高調 for アルファロメオ159/ブレラ/スパイダー、TEZZO カーボンエアインテークシステム Ver.2 スペシャルレッド アルファロメオ159/スパイダー/ブレラ、TEZZO ステンレスピラーキット for 159 saloonなど)にてモディファイしても楽しいと思います。

↑ TEZZO 全長調整式車高調 for アルファロメオ159/ブレラ/スパイダー 

↑ TEZZO カーボンエアインテークシステム Ver.2 スペシャルレッド アルファロメオ159/スパイダー/ブレラ 

↑ TEZZO ステンレスピラーキット for 159 saloon 

また、いまお乗りのアルファ159がくたびれてきたので、そろそろリフレッシュしたいと思っている現オーナーさんにもTEZZOのパーツはオススメです。くたびれた足まわりを車高調でパリッとさせ、くたびれたエンジンをカーボンエアインテークシステムで目覚めさせ、くたびれたボディをステンレスピラーキットで輝かせれば完璧でしょう。旧いクルマだからこそ、そういう楽しみ方ができるので、この機会に実践してみてはいかがでしょうか。

文:高桑秀典