「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」開催
イベント・オーナー/ニュース
2024.07.12
アルファロメオ初のオフィシャルイベントとして、去る6月29日に富士スピードウェイで「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」が開催されました。384台の新旧アルファロメオが集結。総参加者数は685名でした。
「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」は募集台数200台の無償プログラムで、参加車両のブランドおよびモデル指定が無かったので国産車やドイツ車で参加した自動車趣味人もいました。
有償プログラムの「アルファロメオ ドライビングアカデミー」は、ジュリア/ステルヴィオ クアドリフォリオ(限定車含む)、ジュリアGTA/GTAm、ジュリア/ステルヴィオ クアドリフォリオ 100th アニヴェルサリオが対象で、レッドゾーンまで素早く吹け上がるエンジンの豪快なサウンドを高速域で堪能。
インストラクターが谷口信輝選手や藤井誠暢選手といった著名なレーシングドライバーだったので、先導走行時にストレートを250km/hオーバーで通過することを目指すというメニューまで用意されました。
Stellantisジャパンの代表取締役社長である打越 晋氏によると、今回のイベントはドライビングアカデミーでアルファロメオのスポーティネスを理解してもらい、クアドリフォリオの究極のパフォーマンスを訴求。「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」と、有償プログラムの「オーナー限定パレードラン」を併催する流れになったそうです。
「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」のコンテンツとして用意されたのは、ステージトラックでの打越社長による開会の挨拶、タレントの大倉士門さん、自動車ジャーナリストの嶋田智之さんらによるトークショー、谷口選手/藤井選手インタビュー、抽選会、じゃんけん大会、ヒストリックモデルのオーナーインタビュー、SNS投稿への社長賞の授与、集合写真撮影で、ピット内では最新モデルの展示、公式グッズおよびネグローニの販売などが行われました。
父親が長きにわたってアルファロメオの販売を手がけていることもあり、自らもジュリエッタを愛用している大倉士門さんにとってアルファロメオは世界で一番カッコいいクルマで、今後、ステルヴィオ クアドリフォリオと4Cを増車するのが夢だとインタビュー時に話してくれました。
「僕が幼稚園とか小学校1年生ぐらいのときにお父さんがいろんなアルファロメオに乗って帰ってきてくれて、どのモデルもカッコよく、自分の中でのスターになりました。それで25歳までに自分のアルファロメオを父親が勤務しているアルファロメオ・ディーラーで買うことを夢として頑張り、25歳の誕生日にジュリエッタを買いました。いま32歳なので8年目になりますね。きょうも乗ってきました。妻と僕とクルマで移動しているときは、まるで3人で出かけているような気がします。若い層にもっとアルファロメオの魅力を伝えていきたいです」。
最終コンテンツをして実施されたアルファロメオ・オーナー限定の先着100台によるパレードランは「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」における目玉イベントで、富士スピードウェイのレーシングコースを愛車にて走行することができました。
パレードランに申し込んだオーナーは「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」に抽選なしで参加できたので、皆さん、朝早くから来場。さまざまなコンテンツを楽しみながら、コースインする時間が来るのを待ちました。
アルファロメオの精悍なエンブレムには“すべては勝利のために”という、持ち前のスポーティさを売りとするブランドならではのアイデンティティが秘められていますが、その気高き精神を根幹として、グランプリを戦っていた時代はもちろん、戦後、量産車メーカーに転身した後もイメージを守り通してきました。
そのような独特のヒストリーをバックグラウンドとしているアルファロメオは、いつの時代にもドライバーをワクワクドキドキさせてくれるといえ、現在もジュリア、ステルヴィオ、トナーレ、ジュニアといった、見る者、乗る者を楽しい気持ちにさせてくれるモデルをラインナップしています。
クルマとしての素性のよさや洗練されたエクステリアデザインの優位性を理解しやすい点もアルファロメオのアドバンテージだといえ、今後も躍動感溢れるスタイルを採用し、駆って楽しいモデルが数多くのクルマ好きを魅了していくでしょう。
文:高桑秀典