595にエアクリとマフラーを装着したらDTT ECUチューンもオススメ!

TEZZO CARS製品・開発物語
2023.01.11

アバルト初のコンパクトハッチバックEVとして、アバルト500eが欧州で発表されました。

イタリアのテストコースでのラップタイムがガソリンエンジン車であるアバルト695よりも1秒以上速かったこともあり、なにかと話題となっていますが、いよいよ時代の流れでアバルトもEVがメインストリームになるわけです。

そのような状況の中で言えることは、ガソリンエンジン車のアバルトを大切にしながら、モディファイするなど、たくさん愉しんでください、ということで、TEZZOでもアバルト595用の魅力的なパーツを多数リリースしています。

まず、ご紹介するのはエアクリーナーです。

TEZZOカーボンエアインテークシステム(エアクリーナー) アバルト595/500/695

販売価格:8万3,600円(税込)

TEZZOカーボンエアインテークシステム アルミVer (エアクリーナー) アバルト595/500/695

販売価格:9万4,600円(税込)

エアクリーナーは、エンジンなどの機械で空気を取り入れる際に、ホコリやゴミや花粉を取り除く役割をしています。空気を吸い込める量に直接関係することから、エアクリーナーの素材や形状によって、エンジンの特性が変わってきます。

クルマはエンジン内でガソリンと空気を混ぜた混合気を着火させて走っているので、吸い込める空気の量が少なくなると本来の性能を発揮できないわけです。

TEZZOが「カーボンエアインテークシステム」と呼んでいるアイテムはエアクリーナーのことです。センターインテーク構造を採用し、出力とエンジンレスポンスの大幅な向上および燃費の改善を実現しています。

冷たい外気をエンジンルーム内の熱の影響を受けにくいカーボンエアーボックスに取り込み、流入速度を高めてエンジン内に圧送しているため、出力やエンジンレスポンスの向上、燃費の改善、さらには心地よいい吸気音とターボ車であればアクセルオフ時のバックタービン音を楽しめます。

ちなみに、昨今のクルマはエンジンルーム内に余裕がなく、エアーボックスが長いと取り回しが困難となり、ホースがきつく曲がってしまい、充填効率を落とします。TEZZOはこの問題をクリアするため、エアーボックスの形状を短く大径にし、なおかつジャバラホースとの組み合わせで無理のないレイアウトを実現。この優れたレイアウトの採用により、効果的な充填効率を保持しています。

そして、TEZZOカーボンエアインテークシステムは分解式となっており、簡単にメンテナンスできるので、本来の性能を永く楽しめる構造です。フィルターは不織布ではなく、規則的な網目を持つ布フィルターを採用しています。これは、規則的な網目により吸気を整流し、その抵抗を少なくする効果があります。またダストや花粉の捕獲性能が高い点もポイントです。

フィルターは乾式のため、メンテナンスが容易です。内側から圧縮空気を吹き付けるか、外側から掃除機等でダストを取り除けば、半永久的に使用できます。

TEZZOカーボンエアインテークシステムは、高効率と高い集塵性、そして、コンパクトという相反する要素を高い次元で両立させています。

続いて紹介するのは、マフラーです。

TEZZO lxyスポーツマフラー アバルト 595 コンペティツィオーネ MT 180ps(新規制車検対応)

販売価格:25万3,000円(税込)

大径2本出し仕様となっているTEZZO lxyスポーツマフラー for アバルト 595 コンペティツィオーネ(型式3BA-31214T用を追加設定)は、従来製品以上にアバルト 595のリアバンパーの大きな切り欠きにぴったりフィットします。

アバルト 595用マフラーとしては、おそらく世界で一番マフラーエンドの径が大きいと思うので、見た目の迫力も楽しんでいただけます。

180ps仕様のアバルト 595はレコードモンツァ製マフラーを標準装備していますが、この通称“レコモン”の迫力ある排気音はたしかに魅力的であるものの、オーナーの中には朝晩の始動時や街中での走行時に近所迷惑ではないかと感じてしまっている方がいらっしゃるようです。

そのように感じ、マフラー交換を考えているアバルト 595(180ps仕様)ユーザーにオススメなのが、アイドリング時の排気音こそ控えめですが、アクセルを踏むとスポーツカーらしい明快かつ澄んだサウンドを堪能できるTEZZO lxyスポーツマフラー for アバルト595 コンペティツィオーネ MT 180psです。

吸排気系のアップグレードが済んだら是非とも施工していただきたいのが、DTT ECUチューンで、TEZZOカーボンエアインテークシステム(エアクリーナー)およびTEZZO lxyスポーツマフラー for アバルト 595 コンペティツィオーネの性能を余すところなく引き出すことができます。

DTT ECUチューン(Digi-Tec by TEZZO)for アバルト 595 Ver.2

販売価格:22万6,600円(税込)

さまざまな先進技術の制御を司っている車載用ECU(エレクトロニックコントロールユニット/エンジンコントロールユニットと呼ぶ自動車趣味人もいる)は、電子制御化が日進月歩で進んでいる昨今のクルマにとって欠かすことのできない装置です。

TEZZOが提供しているDTT ECUチューン(Digi-Tec by TEZZO)は、TUV(トゥフ/ドイツ技術検査協会)の厳しい検査基準に合格したECUソフトウェアを使用しつつ、日本独自のセッティングを施したものです。

Digi-Tecは、絶大な信頼と実績を誇る世界有数のECUチューナーで、そのメインの開発拠点はドイツにあります。そのため、道路環境が大きく異なる日本やアジアにおいては、地域性を考慮した、きめ細かなチューンが望まれます。

Digi-Tec by TEZZOでは、力強い加速や気持ちいいスポーツフィール、そして、日本と欧州の道路環境の違いから生じるヨーロッパ車の違和感の解消やサーキットでのタイム短縮を目指しています。

車種ごとの専用設計となるDTTがECUをモディファイする際に使用するプログラム領域の各種パラメーターは、競合他社が変更できるパラメーターよりも圧倒的に多く、純正ECUの持つ各種センサーのワーニングや学習機能を変更することなく、プログラムを奥深く効率的に書き換えることができます。

それゆえ、状況に応じた個別対応が可能となるため、扱いやすく、確実性と安全性を高く保ったまま、最大効果を発揮するエンジンセッティングが可能となっています。

よりきめ細かくセッティングをつめることで、走りと経済性と安全性の高度なバランスを実現。アバルト595のようなターボ車の場合、施工することでブーストメーターの動きが気持ちよくなります。

高速のアップダウンや追い越しもストレスを感じない走りになり、燃費も向上。大きな満足感を味わえるはずです。

アバルト 595 コンペティツィオーネに施工した場合のDTT UP値は27.5ps(参考値)で、「劇的に乗り味が変化し、出足のもたつきやパワー不足が解消され、ストレスを感じない走りになりました」など、施工後に数多くのユーザー様からインプレッションが届いています。

じゃじゃ馬的な楽しさがあるアバルト 595ですが、そのようなハイスペックなクルマをモディファイするにあたり、TEZZOが心がけたのは、硬い、うるさい、スパルタンではなく、DTT ECUチューン(Digi-Tec by TEZZO)で大きくパワーアップしながらも、ドライバーとのコンタクトに関しては“クルマと格闘する”のではなく“クルマと対話する”ということです。

別の言葉で説明すると、ショートホイールベース、ナロートレッドのアバルト 595をうまく躾けることを目指したわけです。

大幅にパワーアップしており、シチュエーションを問うことなく熱い走りを楽しめますが、スポーティながらも総じてジェントルなので、ステキなデイリースポーツに毎日乗りたいと思っている方はTEZZOの製品で愛車をモディファイしてみるといいでしょう。

文:高桑秀典