アバルト595に「車高調」を取り付けて乗り心地の改善&ローダウンを実施!

インプレッション製品・開発物語
2022.08.03

アバルト595は車体の構造上、リアの足まわりにスペースの余裕がなく、サスペンションのストローク量が足らなくなっています。そのため、ノーマルの純正サスペンションはゴツゴツしがちで、フロント側も含め、路面が悪いと車体の揺れを収束することができずにポンポン跳ねてしまいます。

そして、アバルト595は走りがイイので、街乗りはもちろん、モータースポーツを愉しんでいるオーナーもたくさんいるクルマです。一般的にサーキット走行までを視野に入れると足まわりを硬くして限界を上げがちですが、それが正解というわけではありません。

そこでTEZZOでは前後サスペンションのバランスをとりつつ、リアをしっかり接地させて、誰もが安心してアクセルを踏めるようなセッティングにすることで痛快な走りににつながるようにしています。

具体的に説明すると「TEZZO全長調整式車高調サスペンション アバルト595」と「TEZZO全長調整式車高調フルキットサスペンション アバルト595」という2モデルをラインナップ。前者は足まわりをグレードアップしたい……、車高を下げたいけれども乗り心地は犠牲にしたくない……と考えている595ユーザーにオススメ、後者はサーキットなどでのスポーツ走行をメインにしながらも乗り心地のよさはキープしたい……と考えている595ユーザーにオススメです。

まず「TEZZO全長調整式車高調サスペンション アバルト595」は、フロントに全長調整式のサスペンションを採用。リアをノーマルショック&ローダウンスプリングの組み合わせで設定し、重量のあるフロントの収束性をダンパーで上げつつ、軽量なリアはしっとりとした乗り心地となります。

TEZZO全長調整式車高調サスペンション アバルト595
販売価格:264,000円(税込)
※オプションにより価格が変わる場合もあります。

リアスプリングに装着されたTEZZOオリジナルのライズアップラバーライザー効果により、コツコツ感も改善。これにより街中での乗り心地を重視した仕様となっています。また、リアサスペンションがしなやかに動くので、アバルト595の過敏な挙動を抑えるようにもなっています。さらに、フロントは全長調整式により、微妙なアジャストによる前下りルックも可能となっています。

乗り心地を損なうことなくお好みの車高にビシッと決めることができ、低速域では純正サスペンションよりも“とろーっ”とした路面の当たりが柔らかい感触となり、高速域では純正サスペンションよりもはるかに“ピシッ”とさせて、操縦安定性およびコーナリング性能が大幅に向上します。つまり、TEZZO全長調整式車高調セッティングの特徴である“とろピシッ”がアバルト595に非常にマッチするようセッティングされているわけです。

続いて別タンク式のリアダンパーがセットになっている「TEZZO全長調整式車高調フルキットサスペンション アバルト595」は、リア側もしっかり動くサスペンションに変更されており、とにかく乗り心地がよくなります。

TEZZO全長調整式車高調フルキットサスペンション アバルト595

販売価格:407,000円(税込)
※オプションにより価格が変わる場合もあります。

既述したようにアバルト595は車体の構造上、リアの足まわりにスペースの余裕がなく、サスペンションのストローク量が足りません。そのため、リアを全長調整式車高調にしてもストローク量が少なくなり、乗り心地と走行性能の面で不利になります。

そこでTEZZOでは、リアにストローク量を確保できるTEZZOオリジナルのローダウンスプリングをセット。ダンパーを別タンク式としています。別タンク式を採用したことで、高性能リアダンパーの全長をすべて使ったストローク量を確保することが可能となり、乗り心地のよさと高い走行性能を両立させることができています。

フロントのショックが全長調整式車高調なので、リアも姿勢のバランスをしっかりとれるセッティングであることも特徴のひとつです。アバルト595はリアタイヤをうまく接地させ、グリップ力を保ったほうが走りやすいので、別タンク式リアダンパーはストリートユースのみならずサーキット走行時にも真価を発揮します。

この機会に「TEZZO全長調整式車高調サスペンション アバルト595」および「TEZZO全長調整式車高調フルキットサスペンション アバルト595」で愛車をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

文:高桑秀典