ALFA ROMEO・ABARTH CHALLENGE 関東 Rd.2にアバルト TEZZO 124 RT1が参戦
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2021.05.07
去る4月29日に富士スピードウェイで開催された「ALFA ROMEO・ABARTH CHALLENGE 関東 Rd.2」に、新しいパーツを装着したアバルト TEZZO 124 RT1が参戦しました。
昨シーズンのアルファロメオチャレンジには、アルファロメオ TEZZO 4C RT1(ラジアルタイヤを履き、車検対応の公道仕様のクルマ)でエントリー。2020関東シリーズ/4勝で、SRクラスのランキング1位を獲得しました。今シーズンは、TEZZOとして、まず、速く走る前にとにかく安全第一というコンセプトを掲げ、車両重量が重くなることを承知の上でアバルト TEZZO 124 RT1に6点式ロールバーを装着。今年は、このまま124で参戦し続け、そのポテンシャルを高めていく予定です。
今回、チーム KEEP ON RACINGは6台で参戦し、アバルト TEZZO 124 RT1のO選手、アルファロメオ・ミトのI選手、アルファロメオ・ジュリエッタのS選手がレースにエントリー(MiTo-Rクラスなどとの混走)。Mercedes-AMG A-ClassのUさん(参戦歴多数)、アバルト595のKさん(走り慣れている)、アルファロメオ156のEさん(86でサーキットを走っているが156では初)はタイムアタッククラスで出走しました。
当日は生憎の天候で、雨でレースが中断したり、決勝/8周のうちの6周をペースカーが先導する走行枠すらあったほどですが、チーム KEEP ON RACINGのメンバーはいずれもジェントルマンで、サーキット走行といえども安全運転を心がけているので、リスクが高いウェットコンディションの高速コースにおいても誰一人クラッシュしませんでした。みんな、それぞれのポジションで最後まで走り切りました。これは各自が日頃からinjured ZEROプロジェクトのスポーツドライビングレッスンを受講し、イベント当日も事前にレクチャーを受けたことが見事に活きて、事故を防ぐことにつながったのだと思います。
ちなみに、アルファロメオチャレンジにおいても他車との接触をいとわないドライバーがいるため、接触したらペナルティを与えるとか、ポイントを剥奪するとか、完走しても順位を無くすとか、何か、そういうことを実施する時期に来ているのかもしれません。アマチュアレースだから、みんなで話し合ってね的なオペレーションでは、もはや通用しないといえるでしょう。トップカテゴリーのレースのように判定員を入れるのは大変ですが、そういうことも必要なのかもしれません。今回の熱いバトルを見て、いろんなことが分かりあっている仲間とブロックなしとかにして、マナーよくレースを楽しむのもありだろうな、などと思ったりもしました。
チーム KEEP ON RACINGのメンバーと走ると、現場にTEZZOのメカニックが来て、空気圧などをチェックしてくれるので、誰もが安全に走ることができます。皆さんも、チーム KEEP ON RACINGのメンバーと一緒に走ってみてはいかがでしょうか。
文:高桑秀典