アバルト TEZZO 124 に6点式ロールバーとRE-71RSを装着!

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2020.11.20

 

 

そもそもアバルト124スパイダーは、フロントにパワフルなターボエンジンを積んでいる後輪駆動車ということで、走って楽しいFRスポーツカーです。

TEZZOでは、2017年1月よりアバルト124スパイダーをデモカーとして導入し、「LXY」と「RT1」という方向性が異なる二種類を提案。LXYは、スポーツ&ラグジュアリー仕様で、圧倒的なラグジュアリーさを身に着けながら、高速道路やワインディングロードでも気持ちよく走れるスポーティさを有しています。RT1は、サーキットでの速さをラジアルタイヤ(一般公道タイヤ)を前提として突き詰めたTEZZO CARSのデモカー「RT1(ラジアル・タイヤ・ナンバー1)」と基本的に同じ仕様です。

アバルト124スパイダーのRT1化が進む中で、着実に性能が上がっていますが、アバルト124スパイダーはオープンモデルなので、サーキットによっては走行できないなど、ルーフが無いことがネガティブな要素となっています。

そこで今回、アバルト124スパイダーでサーキット走行を楽しむ際に必要な安全装備のひとつとなる「6点式ロールバー」を装着してみました。

これまでの4点式ロールバーは普段乗るときに邪魔にならない仕様でしたが、サーキットをもっとガンガン攻めたい場合=RT1には6点式ロールバーが必須となるので、TEZZO RT1 6点式ロールバー for アバルト124スパイダー(https://catalog.tezzo.jp/2020/11/abarth124spiderrollcage/)に変更してみたわけです。

装着したことで、万が一の際の安全性が向上し、絶対的な安心感を得ることができたといえます。これまでは縁石に乗らないように、とか、注意しながら走っていましたが、6点式ロールバーを装着したことでクルマがよりしっかりしたので、コーナリング時などにクルマがスッと動くまでの時間が早くなりました。

ということで、安全性の向上だけでなく、ボディ補強の効果も得ることができ、それがいい方向に働いたといえます。ステアリングの応答がシャープになり、足まわりがさらにしっかりした感じになったといえるでしょう。

そして、今回、POTENZA RE-71RSの新品4本で筑波サーキット・コース1000を走ったので、その際のインプレッションも記しておきます。ドライビングレッスンで走ったので、いきなりサーキットを攻めたわけではありませんが、RE-71RSは冷えたニュータイヤ特有の怖さがなく、温まるまでの不安定さがありませんでした。コース長が短い筑波サーキット・コース1000を一周走って、次の周からアタックすることができました。

アバルト124スパイダーはボディが小さくて軽いので、タイヤのタレが少ないといえます。さらにタイヤのサイズを前後とも235/40R17にしたのでブレーキも効くようになりました。4~5セッション走ってもグリップが変化しなかったので、タイヤのライフが長いとも感じました。

文&撮影:高桑秀典