TEZZO アバルト124スパイダー RT1プロジェクト(連載/その2)
TEZZO CARS/製品・開発物語
2019.04.24
先日、デモカーのTEZZO アバルト124スパイダーに機械式LSDを装着した話題をアップしましたが、その走行フィーリングをお伝えしておきます。
LSDは、どのぐらいまで効きを強くするか、チャタリング(ガタガタという音が出たり、振動したりする現象)をどのぐらいまで許容するか、ということを考えつつ、それらの要素とサーキットでのトラクションをバランスさせることが大事な要素となります。
現段階では、例えば奥さまがTEZZO アバルト124スパイダーに乗ったとしてもチャタリングに気づかない程度の効き具合となっています(これからサーキットでのテスト走行などでセッティングしていきます)。
そして、車高調の「音対策」でオーバーホール作業も実施。こちらはサーキット走行向けに仕様を改善しました。具体的には、フロントとリアにラバーシートを入れ、リアのスプリング内径をφ65に変更。スプリングの長さ、レート等は変更ありません。
また、4点式のロールバーも装着することになりましたが、こちらは見た目がスパルタンすぎないように配慮し、クルマの雰囲気に合わせて塗色をレッドにしました。
最新のTEZZO製デモカーが最良・最強ということなので、今後もその進化にご注目ください。
文&写真:高桑秀典