TEZZO アバルト124スパイダー RT1プロジェクト(連載/その1)
TEZZO CARS/製品・開発物語
2019.04.11
アバルト124スパイダーはオープン2シーターモデルなので、サーキットのイメージがないかもしれませんが、クルマの素性がいいので、運転の基礎はもちろん、スポーツドライビングについても安全に学ぶことができます。
そこでTEZZOでは街中をオープンで走るだけではもったいないと考え、デモカーのTEZZO アバルト124スパイダーに機械式のLSDを装着し、どこまでの速さを身につけられるのかを推し測ることにしました。サーキット走行時にはロールバーの装着が必須となるので、安全面もしっかり対応していきます。
ちなみに、スポーツ走行時にオープンデフで発生する内輪の駆動ロスを防ぐのがLSDの基本的な役割で、スポーツカーには純正で装着されているものもありますが、効きの面で機械式を超えるものはありません。また、作動方式や効き具合を細かくセッティングできる点も機械式LSDならではのメリットだといえます。
ミッドシップ・プレミアムスポーツカーのアルファロメオ4Cではパフォーマンスが高すぎると思っているドライバーにとってアバルト124スパイダーは最適のFRスポーツカーなので、スポーツドライビングジャパンが新たなサーキット走行プログラムとして展開する「T・XXカリキュラム」においても、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェなどを所有しているオーナーが練習のために乗るTEZZO仕様のスポーツカーとしてアバルト124スパイダーを推奨しています。
T・XXカリキュラムも含め、今後のTEZZO アバルト124スパイダーのRT1化にご期待ください。
文&写真:高桑秀典