TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZO紹介その2/アルファロメオ ジュリア・スポーツ
TEZZO CARS/サービスファクトリー/ニュース/製品・開発物語
2024.10.11
TEZZOの業務は多岐にわたりますが、コンプリートカーの企画、開発、少数限定生産、販売も手がけており、「TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZO」というブランド名でさまざまなモデルを展開しています。
メーカーの事情で生産されたクルマではなく、自分たちが実際に乗りたい、所有したいと思えるクルマを提供したい……。そのような想いを原動力として、TEZZOではコンプリートカーをデリバリー。
別の言葉で説明すると、それはユーザーとなるお客さまに「夢」を提供し、ずっと持ち続けたいと思ってもらえる一台を製作、販売することだといえ、常にそのクルマならではの価値は何か?ということを大切にしながら開発を進めています。
TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZOに装着されるパーツ(マフラー、足まわり、内外装パーツなど)には、当然のことながら一定の基準が存在します。その基準を満たすことは、TEZZOが自分たちの理想を叶えることでもあります。ですから、細部に至るまで徹底的にこだわり、ユーザーには見えない部分の美しさにも気を遣っています。
実際に開発車両で走り込んで、性能、使い勝手、芸術性をチェック。そうすることで、各要素を極限まで高めることを狙っています。具体的なイメージは「量産車がベースだが、気分はフェラーリ!」。
現代版のフォリ・セリエ(往時にカロッツェリアが量産車をベースにボディの形状を変え、性能や機能を高めた特別なクルマ)を提供したいと考えています。この機会に付加価値の高い夢のクルマとTEZZOの世界観を手に入れてみてはいかがでしょうか?
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第2弾として紹介するのは、TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZOのアルファロメオ ジュリア・スポーツ。
新生ジュリアは待望のFR(フロントエンジン/リアドライブ)である点がポイントで、再び後輪駆動となったことでよりスポーティなクルマとなり、ドイツ車勢に真っ向勝負を挑めるようになりました。
しかし、メルセデス・ベンツ CクラスやBMW 3シリーズといったドイツ車勢を意識しすぎてコンサバでプレミアムな方向にシフトしてしまった感もあり、これまでのアルファロメオほどのスポーティさが宿っていません。つまり、モディファイする余地がたくさん残されているのです。
TEZZOがジュリアをベースとしたコンプリートカーを製作するにあたり、まず考えたのが、乗る者、見る者を楽しい気持ちにさせるスポーティなイタリア車への回帰を目指すというコンセプト。
そこで“アルファロメオ・ルネッサンス”をメインテーマとし、古くからのアルフィスタが好むスポーツテイストとキャラクター性をさらに高めつつ、スポーティで華やかな雰囲気のジュリアを製作することにしました。
スポーツマフラー、カーボンエアインテークシステム、DTT ECUチューン、4本出しマフラーなどを装備し、最高出力をノーマルのジュリア比で100psアップ。
足まわりは、全長調整式車高調サスペンションを装備することで30~40mmダウンし、古くからのアルファロメオ・フリークにとって赤いジュリアといえば金色のホイールというイメージが強いこともあり、デモカーにはゴールドのプロドライブTEZZO仕様19インチ鍛造アルミホイールをチョイス。“ジャーマン・スポーツを意識しているのではなく、こちらは熱きイタリアン・スポーツ”ということを見る者に強くアピールします。
乗り味は、高速道路やワインディングロードでも気持ちよく走れるスポーティさを持ちながら、ラグジュアリーな乗り心地とのバランスを重視。がちがちの乗り味はTEZZOが嫌うフィーリングです。
エクステリアでは、ジュリアのフラッグシップグレードであるクアドリフォリオも顔負けのリアスポイラーを採用し、性能面だけでなく、外観面でも仮想敵となるジュリア ヴェローチェを凌駕することを目指しています。
インテリアは、ブラックを基調としつつ、アクセントカラーのレッドを効果的に配することでスポーティさとラグジュアリーさを演出。独自の世界観を楽しめます。
文:高桑秀典