TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZO紹介その1/アバルト TEZZO 595 LXY(シリーズ4)
TEZZO CARS/サービスファクトリー/ニュース/製品・開発物語
2024.10.11
TEZZOの業務は多岐にわたりますが、コンプリートカーの企画、開発、少数限定生産、販売も手がけており、「TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZO」というブランド名でさまざまなモデルを展開しています。
メーカーの事情で生産されたクルマではなく、自分たちが実際に乗りたい、所有したいと思えるクルマを提供したい……。そのような想いを原動力として、TEZZOではコンプリートカーをデリバリー。
別の言葉で説明すると、それはユーザーとなるお客さまに「夢」を提供し、ずっと持ち続けたいと思ってもらえる一台を製作、販売することだといえ、常にそのクルマならではの価値は何か?ということを大切にしながら開発を進めています。
TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZOに装着されるパーツ(マフラー、足まわり、内外装パーツなど)には、当然のことながら一定の基準が存在します。その基準を満たすことは、TEZZOが自分たちの理想を叶えることでもあります。ですから、細部に至るまで徹底的にこだわり、ユーザーには見えない部分の美しさにも気を遣っています。
実際に開発車両で走り込んで、性能、使い勝手、芸術性をチェック。そうすることで、各要素を極限まで高めることを狙っています。具体的なイメージは「量産車がベースだが、気分はフェラーリ!」。
現代版のフォリ・セリエ(往時にカロッツェリアが量産車をベースにボディの形状を変え、性能や機能を高めた特別なクルマ)を提供したいと考えています。この機会に付加価値の高い夢のクルマとTEZZOの世界観を手に入れてみてはいかがでしょうか?
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まず、第1弾として紹介するのは、TEZZO CARS コンプリートカー tuned by TEZZOのアバルト TEZZO 595 LXY(シリーズ4)。
アバルト TEZZO 595 LXY(シリーズ4)は、180ps仕様のアバルト 595 コンペティツィオーネがベースです。180psといえば、アバルトとフェラーリのダブルネームを持ち、1696台のみ限定生産されたアバルト 695 トリブート・フェラーリと同じ最高出力。
じゃじゃ馬的な楽しさがある595ですが、そのようなハイスペックなアバルトをTEZZOがカスタムするにあたり心がけたのは、硬い、うるさい、スパルタンではなく、DTT ECUチューン(Digi-Tec by TEZZO)for アバルト595(シリーズ4) Ver.2で大きくパワーアップしながらも、ドライバーとのコンタクトに関しては“クルマと格闘する”のではなく“クルマと対話する”ということでした。つまり、ショートホイールベースでナロートレッドのアバルト 595を、うまく躾けることを目指しているわけです。
大人が乗って日常的に使えるデイリースポーツとなることを狙っているといえ、純正のポンポン跳ねる足まわりをしっとり動くTEZZO 全長調整式車高調 for アバルト595に変更。サーキット走行までを視野に入れると足を硬くして限界を上げがちですが、TEZZOでは前後のバランスをとりつつ、リアをしっかり接地させて誰もが安心してアクセルを踏めるようなセッティングにすることでタイムアップにつなげています。
また、朝晩の始動時や街中での走行時に気を遣う純正オプションマフラーと比較すると、アイドリング時の排気音は控えめながらもアクセルを踏み込むとスポーツカーらしい明快かつ心地よい澄んだサウンドを楽しむことができるTEZZOスポーツマフラー for アバルト595 コンペティツィオーネを装備。
これはサイレンサーの内部を純正のような仕切り板で閉ざす構造ではなくストレートとし、独自の仕組みで排気の抜けのよさと消音を実現。排気抵抗がなく、高回転まで気持ちよく回るようになっています。また、ブレーキパッドは、ダストが少ないクリーンスポーツを採用し、公道での普段使いが楽しい、快適、快速仕様となっています。
アバルト 595 パフォーマンスアップパッケージでは、TEZZO カーボンエアインテークシステム for アバルト595 Ver.2なども採用しています(他にセレブリティパッケージやコンプリートパッケージオプションなども存在)。
文:高桑秀典