アルピーヌA110のデモカーをモディファイ!
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2024.06.06
アルピーヌA110はフランス製の2シータースポーツクーペですが、乗用車的かつ実用的で、使い勝手がいいことで知られています。そして、生粋のスポーツカーですが見た目が普通で華がないともいえ、とにかく、ドラマチックさに欠けるわけです。
車体のリアにパワーユニットがあるので、スペック的にはスーパーカーチックなのですが、ルノー謹製のしっかりとしたエンジントレイがあって、それがフタのようになっているので、閉まっているとエンジンの存在感が皆無となります。
A110のことをよく知っている人はリアエンジン車だと分かりますが、一般の人には判別できないでしょう。エンジンを外部から見えるようにするといったイタリアンスーパーカーのような演出がなく、そういったこともあって感動しないのです。
そのため、デモカーのA110は、エンジントレイを取り外しています。いまのところ特に不具合はありません。とはいえ、エンジンルーム内も実用車のそれで非常に物足りないので、ブレースバーを赤く塗ったりしています。そして、エンジントレイを取り外したことによって電動ファン部分のネジ穴が露出するようになり、それも特に問題はありませんが、見た目がよろしくないのでガーニッシュを作ってみました。
今後、タワーバーとガーニッシュをつないでみる予定です。車体の後部が横方向のひっぱりに対して強くなるでしょう。まずはガーニッシュを付けてみて、エンジンルーム内にさらに手が入った感が出たといえます。
文&写真:高桑秀典