レストア終了後に太田哲也氏がやりたいこと。

クラシケ
2017.08.31

太田哲也氏は1998年にシルバーのディーノ246GTを購入したが、同年5月3日に富士スピードウェイで開催された全日本GT選手権第2戦で多重事故に巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまったことは周知のとおり。

太田氏が壮絶なリハビリを経て、社会復帰を果たすまでの間、やむなく放置することになったディーノ246GTは、内外装だけでなく機関系もコンディションを落としてしまったが、現在、TEZZOの一部門であるクラシケ事業部の象徴的存在としてレストアに着手しているわけだ。

レストアは長い道のりなので、まだまだ完成しないが、太田氏に完成後にやりたいことを訊いてみたところ「ディーノはスーパーカーというよりもコンパクトなスポーツカーといった印象。足がやわらかく、意外なほど扱いやすいといえます。運転していてシビアさを感じないので、レストアが終わったディーノ246GTを置いて眺めるのではなく、気持ちよく走りたいと思います。私が校長を務めているドライビングレッスンでDINOに集まってもらってパレードランをしてみたいですね」とのことだった。

太田氏のみならず、我々も期待しながら完成する日を待つことにしよう。

文:高桑秀典