JRAの超一流騎手・北村宏司さんの復帰を見に、太田所長が中山競馬場へ

チャレンジプロジェクトニュース
2019.10.13

日本中央競馬会(JRA)の超一流騎手として、有馬記念などのビッグレースで活躍している北村宏司さんが、去る3月2日の中山1Rで落馬負傷(頭部外傷/右側頭骨陥没骨折/ふくらはぎの筋肉損傷など)し、しばらくの間、戦列を離れていました。

北村さんといえば、太田所長が校長を務めているinjured ZEROプロジェクト Tetsuya OTAスポーツドライビングレッスンに参加し、その後、同じく株式会社スポーツドライビングジャパンが主催しているサーキットでの少人数レッスンにも顔を出すようになったほどのクルマ好き。北村さんがそのような自動車趣味人なので、当然のことながら太田所長との関係も良好で、アクシデント後に太田所長はすぐさまお見舞いに行こうと思っていました。

しかし、落馬によって負傷した北村さんのケガの状況がよく分からなかったので、太田所長が自ら経験した「レース中の多重事故による死の淵から社会復帰するまでのこと」を記した『クラッシュ』という文庫、激励の言葉を書いた色紙、そして、太田所長もリハビリ中に飲んだスッポンのスープなどを北村さんのもとに届けました。北村さんは太田所長の本をリハビリ中に読んだらしく、その内容と自分の置かれた状況がちょうど同じだったこともあり、とても励まされたそうです。

北村さんは、8月3日の新潟競馬でレースに復帰しました。太田所長は9月16日の中山競馬場に応援に行き、北村さんと再会。検査の結果次第では騎手として戻れない可能性があった北村さんと、死の淵から生還し、社会に復帰することができた太田所長の間柄はさらに密接なものとなりました。

文:高桑秀典