アバルトをベースにしたコンセプトカー「アバルトTEZZO 124スパイダー」完成

TEZZO CARS
2017.05.30

アバルト・アルファロメオ・フィアット車などをベースにコンプリートカー「TEZZO CARS」の企画・開発・少数限定生産を行っているTEZZO。

自分たちが実際に乗りたいと思えるクルマ、強く所有したいと思うクルマを目指し、クルマに新しい価値を与えてオーナーに夢を提供してきた。

今回発表するのは「アバルトTEZZO 124スパイダー」。2016年に発売されたアバルトの新型モデルで2シーターオープンカーの「アバルト124スパイダー」をベースに、純正の魅力をさらに高めたコンプリートカーを作るため、各種パーツなどの開発を行い、完成に至った。

マツダロードスターをベースに、エンジンの換装や足回りが再セッティングされ、アバルトならではの走りとなったアバルト124スパイダー。しかし、高品質・高性能にさせる余地はまだあった。

設定したテーマは「大人が乗って日常的に使えるデイリースポーツ」。スポーティーではあるが高品質、というTEZZOの流儀に合わせて、各パーツの開発は進められた。

内装はカーボンパーツやバレルンガbyTEZZOなどを装着して、チープな印象を与える部分を一掃して、上質感を出した。

足回りはラグジュアリーな乗り味でありながらでも、スポーツカーなのでサーキットを走った時の扱いやすさも必要だ。そこで、単に足を固めるのではなく、タイヤとブレーキの前後バランスを最適化することによってバランスの巧みさでタイムを稼ぐ手法をとった。

マフラーは1本1本熟練の職人が作ったスポーツマフラー。純正と同じ左右2本出しとしながらも、「太い口径のアウターパイプの使用」「外向きアウターカールの採用」によって、純正に比べてバンパーにぎっしりと収まった印象となった。

日本メーカーのクルマをイタリアブランドが換装し、さらに世界に誇る技術を持つ日本の職人による高品質パーツに挿し替えた1台。ベースとなったロードスターとは全く異なる提案で、TEZZOが理想とする所有したいクルマとなった。

▽アバルトTEZZO 124スパイダー(TEZZO CARS)
http://www.tezzo.jp/completecar/124/