気軽に愛車のモディファイを楽しんでいる佐藤さん(159オーナー)のお話。

イベント・オーナー
2017.12.01

「愛車をモディファイする」なんて書くと、クルマに詳しくない人は腰が引けてしまいがちですが、今回はそんなイメージを払拭するために、特に構えることなく自然体で愛車のモディファイを楽しむようになった佐藤さんのエピソードをお伝えしたいと思います。

〇159との出会いは突然やってきた!

たまたま試乗したアルファ・ロメオ159のことが気に入り、自分とは無縁だと思っていたイタ車の購入に踏み切った佐藤浩幸さん。御年56歳になる宮城県在住のベテラン・ドライバーです。アルファ・ロメオならではのシャープなハンドリングに惚れ込んでしまったこともあり、定期的に袖ヶ浦フォレストレースウェイを訪れています。159がアタリだったこともあり、故障知らずのカーライフを満喫中です。

佐藤さんが袖ヶ浦フォレストレースウェイを走っているのは、太田哲也さんが校長を務めているドライビングレッスンに参加しているからです。いつも前泊して、サーキット走行を楽しんでいます。いまでこそ各種レーシングギアをトランクに積んでいる佐藤さんですが、159を買うまではイタリア車なんて乗るもんじゃないと思っていたそうです。どのような心境の変化があり、サーキット走行を楽しむまでになったのでしょうか。

「ホンダ車を3台乗り継いで、その後、サーブ900を買いました。このクルマで欧州車は国産車よりもボディ剛性が高いことと、シートが格段にいいことを知り、7年間愛用したサーブを手放してアウディA4を買いました。A4に乗ってみて、やっぱりドイツのクルマがベストだと思っていました。でも、通勤用の軽自動車を買ってみたら、その反動で遊び用のクルマも欲しくなったんです。それで急にオープンカーが気になり始めたんですね。試しにブレラ顔のアルファ・スパイダーに乗ってみようと思ってディーラーに行き、試乗させてもらいました。その後、フィアット500がデビューしたタイミングでまたディーラーにに行ったら、159にも乗ってみませんか、とセールスの方に言われたんですよ。せっかくの機会なので、試乗してみました、すると自分の感性とクルマのフィーリングがピタッと一致したような気がしたんですね。試乗する前にクセがあると説明されたセレスピードにもすぐに慣れることができました。試乗後に仙台で開催されたモーターショーみたいなイベントに行った際にも展示車の159に触れ、室内の広さなどを再確認しました。親戚が丸目4灯のアルファ・スパイダーや147のセレスピードで苦労していたこともあり、159をすぐにでも買いたいという気持ちを抑え、慎重に検討しましたが、2~3回の商談を経て、購入後のことを心配しつつも159の新車を買いました」。

〇運命的にTEZZOというショップの存在を知る!

「159を買ったときにセールスの方が太田哲也さんがプロデュースしているTEZZOというショップのことを教えてくれたんですよ。調べてみたら、アルファチャレンジの東北シリーズにTEZZOレーサーズクラブのメンバーが参戦していることが分かり、見に行きました。そして、横浜の店舗にスロコンを装着してもらいに行き、パーティなどにも出席したりして皆さんと仲よくなり、159をさらにモディファイしてもらってドライビングレッスンに参加するようになりました。159を初めて見たときの率直な印象はボディがデカ過ぎという感じでしたが、現行車が軒並み肥大化した今となっては159のサイズは欧州製4ドア・セダンとしては適度なものだといえます。とにかく、スポーティなんですよね。外観は斜め後方からのスタイルが一番好きです。内装はフルノーマル状態をキープしています。シフトはオートマチックでは乗らず、いつもパドルシフトを操作してドライブしています。足まわりは、TEZZOの鍛造ホイールにブリヂストンのPOTENZA RE-11を組み合わせてサーキット走行を楽しんでいます。ドライビングレッスンに参加するたびにTEZZOに入庫させ、エンジン/ブレーキ/ギヤオイルを交換しています。車高調サス、マフラー、エアクリもTEZZOで装着して、DTTも施工済みです」。

イタリア車なんて乗るもんじゃないと思っていた佐藤さんですが、いつの間にかアルファ・ロメオの虜となり、モディファイまで楽しむようになってしまいました。チューニングとかモディファイとかと聞くと、ハードルが高いように感じられるかもしれませんが、佐藤さんのように気軽に実践するというスタイルもありなんだと思います。皆さんもTEZZOで愛車をモディファイしてみてはいかがでしょうか。

文:高桑秀典